アズジェントのコネクテッドカー・セキュリティのパートナーKaramba、
アルパイン株式会社の車載インフォテインメントシステムに
セルフプロテクション機能を提供
2019年7月17日
株式会社アズジェント
（JASDAQ・コード番号4288）
ネットワークセキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント（所在地：東京都中央区、代表取締役社長：杉本隆洋、JASDAQ：4288、以下、アズジェント）のコネクテッドカー・セキュリティのパートナーであるKaramba Security（カランバセキュリティ CEO & Co-founder：Ami Dotan 所在地：イスラエル 以下、Karamba）が、アルパイン株式会社（所在地：東京都大田区 代表取締役：米谷 信彦 以下、アルパイン）とCarwall® runtime integrityソフトウェアの開発契約を行い、アルパインの車載インフォテインメントシステムにセルフプロテクション機能を提供することになりましたので、ご案内いたします。
【KarambaのCarwall®】
KarambaのCarwall® プラットフォームは、リモートコード実行（RCE）に対してECUのセルフプロテクション機能を提供し、車両をサイバー攻撃から保護する組込み型セキュリティソリューションです。特にEmbedded Runtime Integrity技術（特許取得）は、CFI（Control Flow Integrity）を用いて、ベンダーのセキュリティ設定を継続的に維持することができます。これにより、Carwall® がインストールされているインフォテイメントシステムはサイバー攻撃を検知、自己防御することができます。さらにCPU使用率が5％未満のため、パフォーマンスに影響を与えることもありません。
【開発契約における各社のコメント】
Karambaの共同設立者で CEOであるAmi Dotan氏は、「初めて、セルフプロテクションソフトウェアが商用の自動車用ECUおよび自動車向けに提供されました。」と述べています。Dotan氏はそれに加え、アルパイン とのパートナーシップにより、Karambaが生産上の課題であったセキュリティの自動実装を実現。 製品提供までのスケジュールを遅らせることなく 、アルパインのさまざまなシステムに同じセキュリティソフトウェアを実装できるようになったと述べています。
そして、アルパインヨーロッパの社長である池内康博 氏は、次のように述べています。
「強力なセキュリティ対策を提供しながらも、パフォーマンスに影響を及ぼさず、 製品化スケジュールに遅れを発生させない、そして自社製品にシームレスに適用できるソリューションを探していました。 Karamba のCarwall®はそのすべてを満たす製品です。そしてこの成長著しい会社と提携することを非常に嬉しく思っています。」
【今後の展開】
アズジェントは今後もKarambaと日本市場において共同でコネクテッドカーはもちろん、IoT、エンタープライズなど様々な分野におけるECUをサイバー攻撃から守るべく、啓蒙活動とソリューション提供を行っていきます。
【Karamba Security】
Karamba Securityは、コネクテッドシステムに対して業界をリードする組み込み型サイバーセキュリティソリューションを提供します。自動車、Industry 4.0、IoT、エンタープライズ・エッジの製品メーカーは、パフォーマンスへ影響を及ぼすことなく、リモートコード実行（RCE）といったサイバー攻撃から自社の製品を保護するために、Karambaの自動化されたランタイムインテグリティソフトウェアを利用することができます。17社の自動車メーカーやTier-1を含む32社以上の企業が数々の受賞歴を持つKarambaのソリューションを自社の製品の競争力を高めるとともにサイバー攻撃から自社の顧客を守るために採用もしくは検討を行っています。
URL： www.karambasecurity.com
【アルパイン株式会社】
アルパイン株式会社は、コンシューマと大手自動車メーカー向けにオーディオ、ビデオ、ナビゲーションシステム、運転支援製品を提供する車載情報通信機器メーカーです。 同社は革新的な車両エンターテインメントおよびインフォメーション技術を用いたシステム統合ソリューションを専門としています。 日本、中国、ヨーロッパ、北米にあるアルパインの研究開発および製造施設は、すべての製品が各市場のドライバーの要求に応えることを保証します。 同社は安全かつ快適で環境に優しい車載製品の開発に取り組んでいます。
URL： www.alpine.com/j
関連商品・サービス
・Carwall（コネクテッドカーセキュリティ）
