プレスリリース

アズジェントのコネクテッドカー・セキュリティのパートナーKaramba社、 オートノマスサイバーセキュリティ技術をインダストリー4.0、IoTスマートデバイスに拡大

2019年5月21日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)

  ネットワークセキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)のコネクテッドカー・セキュリティのパートナーであるKaramba Security(カランバセキュリティ CEO & Co-founder:Ami Dotan 所在地:イスラエル 以下、Karamba社)は、自社のオートノマスサイバーセキュリティ技術を自動車業界だけでなく、インダストリー4.0、IoTスマートデバイスをはじめとするあらゆる分野のコネクテッドデバイスに展開することを発表しました。
  また、日本においても、今年3月に 総務省がIoT機器を含む端末設備の技術基準にセキュリティ対策を追加するため、「電気通信事業法に基づく端末機器の基準認証に関するガイドライン(第1版)」(案)を作成し意見募集を行う等、IoT機器のセキュリティ強化が求められています。

【Karamba社の組込み型セキュリティ技術】
  Karamba社の組込み型自動保護、復旧ソフトウェア技術は、ECUのセキュリティを強化します。ECUへの改ざんの試みを検知し、ECUの正規な振る舞い以外の動作を防止することで最先端のセキュリティ機能を提供します。すでに自動車業界において、32件以上のOEMやTier-1と提携しています。そして現在、他の市場においてもKaramba社の技術が注目されており、エンタープライズエッジデバイス、インダストリー4.0コントローラ等のコネクテッドシステムのメーカーが、自社のコネクテッドデバイスを堅牢化する目的でKaramba社のランタイムインテグリティソフトウェアの採用を検討しています。

【コネクテッドデバイスへの市場拡大】
  自動車、工場、住宅、エンタープライズのあらゆるエッジデバイスがインターネットに接続されている今日、コネクテッドデバイスへの攻撃は日常生活に混乱を招き、ビジネスを危険に晒す恐れがあります。コネクテッドシステムプロバイダーは大規模なサイバー攻撃によるブランドダメージ、法的責任のリスク、収益損失から顧客を保護するために安全なデバイスを提供する必要があります。

  Karamba社のCEO & Co-founderのAmi Dotan氏は、
「コネクテッドシステムへの攻撃は輸送フリートの無力化、電力網の妨害、住宅の監視カメラを悪用したプライバシー侵害といった危険性を秘めています。コネクテッドシステムプロバイダーは自社製品の安全を確保するために、これまで以上に努力をしています。 Karamba社のソフトウェアを既存のインフラストラクチャに組み込むことで、コネクテッドデバイスを悪用しようとするハッカーに対して新たなレベルの保護を提供できるようになります。」 とコメントしています。

  Karamba社の技術はコネクテッドシステムの全体を自動的に強化し、工場出荷時設定からの不正な変更を防ぎます。組込み型セキュリティ機能が常に有効化されていることにより、ランタイムのソフトウェア整合性を保証し、攻撃者によるコネクテッドシステムの乗っ取りを防止します。このため、開発者、プロバイダー、メーカーやベンダーはサイバー攻撃に対して自己保護が可能な製品を提供することができます。

  市場調査会社 VDC Research社のディレクターであるSteve Hoffenberg氏は、「コネクティビティによって潜在的な攻撃経路が増加するとともに、ハッカー自身も攻撃スキルを劇的に向上させています。デバイスメーカーはデバイスに自己保護機能を提供し、ユーザが安全に使用できるようにする必要があります。」 と述べています。

  【Wind Riverとのパートナーシップ】
  今回の新規市場への参入に伴い、Karamba社は組込みシステム向けリアルタイムオペレーティングシステム(RTOS)を提供するWind Riverとのパートナーシップを発表しました。これにより、自動車、航空宇宙、防衛、産業、医療、ネットワークプロバイダのコネクテッドデバイスにセルフプロテクションセキュリティを自動的に組み込むことを支援します。両社はこれまでの自動車業界における共同実績を活かして、コネクテッドシステム市場においても組込み型ランタイムインテグリティの取り組みを拡大していきます。

  Wind Riverの製品担当VPであるMichel Genard氏は次のようにコメントしています。
「Karamba社はクリティカルなアプリケーションのランタイムとソフトウェアの整合性を保護することに重点を置いているため、弊社が提供する製品の販売パートナーとして理想的です。組込み型の保護対策が不可欠となってきているクリティカルインフラストラクチャの分野において、サイバーセキュリティはますます最優先事項として認識されています。Karamba社と共同で、先進的な攻撃に対する予防策を備えたコネクテッドデバイスやシステムの進化に貢献していきます。」

【アズジェントの取り組み】
  アズジェントは、今回のKaramba社の発表を踏まえ、今後も自動車業界はもちろん、製造業、IoT機器メーカーへの提案活動を行っていきます。また、アズジェントでは、6月12日 から幕張メッセで開催されるInterop Tokyo 2019において、Karamba社のソリューションを展示する予定です。

会期:2019年06月12日 (水)~ 14日(金)
会場:幕張メッセ
公式サイト:https://www.interop.jp/
ブースNo.:6M09(Hall 6)

【Karamba社】
  Karamba社は、コネクテッドシステム業界をリードする組込み型サイバーセキュリティソリューションを提供します。 自動車、インダストリー4.0、IoT、エンタープライズエッジのメーカーはKaramba社の自動化されたランタイムインテグリティソフトウェアを利用することで、パフォーマンスにほとんど影響を及ぼすことなくRCE(Remote Code Execution:遠隔地からのコード実行)攻撃を防御できます。Karamba社と提携を行った自動車業界やその他の業界の32社の製品プロバイダーはブランドの競争力を高めつつ顧客をサイバー脅威から守るために、受賞歴の多いKaramba社のソリューションを信頼しています。

Karamba社発表資料
https://www.karambasecurity.com/press/2019-05-14-karamba-security-expands-its-autonomous-cybersecurity-technology-to-protect

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