プレスリリース

コネクテッドカー向けセキュリティ製品「Carwall」、
BlackBerryのQNXソフトウェアに対応
~ 車載エレクトロニクスシステムのセキュリティを強化 ~

2018年6月26日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)

  ネットワークセキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)が販売するKaramba社のコネクテッドカーセキュリティ製品「Carwall」が、車載エレクトロニクスシステムのセキュリティ強化を目的にBlackBerry Limited(所在地:カナダ オンタリオ州 C.E.O John Chen 以下、BlackBerry)のQNXソフトウェアに対応しましたので、ご案内いたします。

  BlackBerryのQNXは、自動車コックピットと自動運転システムにとって安全不可欠な基盤となるプラットフォームを提供しています。Karamba社のAutonomous(自動、自立型)セキュリティ製品「Carwall」は、QNXソフトウェアとシームレスに統合、工場出荷時の設定に基づいて自動車のECUを強化することで、マルウェアの車両への侵入を防御し、消費者の安全を確保します。
  Karamba社のCarwallはECUを強化することにより、ドロッパーやインメモリ攻撃から保護します。Carwallを導入することによるメリットは以下のとおりです。

・QNX OS上で動作するアプリケーションに対して、追加設定を行うことなくシームレスにセキュリティを強化
・バッファーオーバーフローのエクスプロイトやサイバー攻撃に対する自動的な保護対策を提供
・誤検知することなく、すべての車両内システムが設計通りに稼働
・開発者の介入が不要
・製品化までの遅延が発生しない

  BlackBerry QNXのVice President of Product Management and StrategyであるGrant Courville氏は、次のようにコメントしています。「Karamba社が我々のプラットフォームに対応したことについて大変嬉しく思っています。Karamba社のCarwallは、BlackBerry QNXのセキュアであるソフトウェア製品に対してさらなる高いセキュリティを提供します。CarwallとBlackBerry QNXの組み合わせは、車載システムにより強力なサイバーセキュリティをユーザに提供します。」
  一方、Karamba社のCEO & Co-founderのAmi Dotan氏は、「BlackBerry QNXは、安全性が保証されたセキュアな自動車向けソフトウェアとしてリーダーの位置づけを確立しています。弊社のAutonomous(自動、自立型)セキュリティ製品が、ECUを自動的に強化する目的で、BlackBerry QNXに協力できることを光栄に思っています。このことは、Karamba社の技術的アプローチが自律走行車向けサイバーセキュリティのスタンダードとして評価されていると思います。」とコメントしています。

【Karamba社】
  Karamba社は、コネクテッドカーや自律走行車向けに業界をリードするサイバーセキュリティソリューションを提供します。 Carwall や SafeCAN などのAutonomous(自動・自立型)IoTセキュリティ製品は、誤検知なしでサイバー攻撃を防ぎ、OTAアップデートを含む通信を認証し、オーバーヘッドなくエンドツーエンドの車載セキュリティを提供します。メリットとしては、接続要件がなく、アップデートの必要もない上、パフォーマンスへの影響もごくわずかなことがあげられます。 Karamba社は設立から2年という短い間に17の OEMおよび Tier-1 と POC を行っています。2017年には TU-Automotive の Best Cybersecurity Product/Service および North American Frost & Sullivan より Automotive New Product Innovation を受賞、2018年5月には、Gartner 社より IoTセキュリティ部門において、Cool Vendor に認定、6月にはTU-Automotive より2年連続でBest Cybersecurity Productを受賞しています。



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