アズジェント、Android開発言語 Kotlinに業界初対応
モバイルアプリケーション堅牢化ソリューション「Arxan for Android」を提供開始
2018年6月25日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)
セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)は Arxan Technologies, Inc.(米国 CEO Joe Sander、以下、Arxan)のストラテジックディストリビュータとして同社のモバイルアプリケーションクラッキング対策ソリューションのAndroid開発言語Kotlin対応版 "Arxan for Android" の提供を開始します。
【背景】
モバイルペイメントの普及、コネクテッドカーの登場に伴い、モバイルアプリケーションを用いて様々な機能を提供する動きが高まっています。その一方で、広くユーザに配布したアプリケーションへのセキュリティ対策不足に起因するセキュリティ事故は、収益への影響、ブランドの損害、顧客の信頼喪失を引き起こし、企業にとって壊滅的なダメージを与える可能性があります。この為、モバイルアプリケーション開発企業はクラッキングを防御し、安全なアプリケーションを利用者に届けることが求められると同時に、そのアプリケーションが、安全に実行されているか、危険な環境で操作されているのか、攻撃を受けているのかを把握した上で、状況に応じた対策を取ることが求められています。
【急成長の開発言語 Kotlin】
Googleは、開発者向けのカンファレンス Google I/O 2017において、KotlinをAndroidアプリ開発のプログラミング言語として追加することを発表しました。これまで、Androidの開発環境で主流であったJavaとの連携がスムーズなKotlinは、急速にマーケットシェアを伸ばしています。この為、Androidアプリケーション開発企業はクラッキングを防御し、安全なアプリケーションを利用者に届けるためにアプリケーション堅牢化ソリューションのKotlin対応を待ち望んでいました。
【Kotlinのアプリ堅牢化を提供】
モバイルペイメント、コネクテッドカーなど、広く一般に配布するモバイルアプリケーションのクラッキング対策を提供している Arxan は、Android開発言語 "Kotlin"にアプリケーション堅牢化ソリューション業界で初めて対応しました。これにより、Androidアプリケーションが KotlinまたはJavaのどちらで開発されたとしても、リバースエンジニアリングや改ざんによるブランドへの損害、収益への影響、知的財産の盗難および、法令違反によるペナルティーから、企業を守ることができるようになりました。
Arxanの製品管理担当副社長であるRusty Carterは次のように述べています。「Arxan for Android は、DEXファイルを直接操作する手法に対して、Kotlinを最初にフルサポートしたアプリケーション堅牢化ソリューションです。これにより、初回のビルドからその後のあらゆるリリースにかかる開発資源への影響を最小限にします。アプリケーションの脅威が強まり続けているため、我々はKotlinで開発したアプリケーションを含くみ、Android 向けにお客様が開発したアプリケーションの保護機能を拡張し続けます。」
Arxan for Android を使うことで、開発者は、アプリケーション開発中にコードの安全性を心配する必要がなくなり、現在抱えている仕事に専念できます。Arxanのアプリ堅牢化ソリューションは、包括的な防御機能として、動的防御、静的な防御分析、先進的な難読化などが含まれ、さらに、下記の特長を提供します。
【Arxan for Androidの特長】
・APKベース、ポストビルド堅牢化:ソースコードの変更が不要でソフトウェア開発のライフサイクルへの影響を最小化します。
・Kotlin と Java サポート:Androidアプリケーションで最も広い範囲を保護します。
・JSONベースの構成:使いやすく、素早く導入でき、最短でマーケットへの投入が可能です。
・ハイレベルのプラットフォームサポート:Arxan for Android の価値を最大限に引き出すことのできる環境を提供します。
尚、アズジェントは、Arxan for Androidの提供を2018年7月より開始します。価格は オープンプライスで、初年度1億円の販売を目指します。