プレスリリース

アズジェントのコネクテッドカーセキュリティパートナーKaramba社、
マイクロン社との連携を発表
~ ECUおよびCANバスの強化のためにMicron Authentaテクノロジーを採用 ~

2018年6月7日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)

  ネットワークセキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)のコネクテッドカー・セキュリティのパートナーであるKaramba Security(カランバセキュリティ CEO & Co-founder:Ami Dotan 所在地:イスラエル 以下、Karamba社)は、半導体ベンダー Micron Technology, Inc.と業務提携し、Karamba社のソリューションにMicron® AuthentaTM(以下、Authenta)のセキュリティアーキテクチャを採用することを発表しました。
これにより、従来の車両内アーキテクチャでは提供できなかったより高いレベルの組み込みセキュリティソリューションの提供が可能となります。

【マイクロン社とKaramba社のテクノロジー連携】
  Micron Technology, Inc.(マイクロン・テクノロジー President & CEO Sanjay Mehrotra 所在地:米国 以下、マイクロン社)とKaramba社のテクノロジー連携は、マイクロン社のAuthenta対応フラッシュメモリで業界標準の暗号プリミティブを利用します。Karambaソリューションが整合性検証とバイナリホワイトリストのセキュリティポリシーを自動生成するとAuthenta対応フラッシュメモリデバイスを利用して、認証されたコマンドと暗号化測定を通じて重要な要素の完全性を証明します。この先進的な実装により、業界で期待されているKarambaソリューションのパフォーマンスを維持しながら、より強固なセキュリティを提供します。

テクノロジー連携によるメリット
・追加設定することなく、Karambaのエンドツーエンド防御とAuthentaのセキュリティアーキテクチャの連携を実現
・Karambaソリューションのゼロデイのエクスプロイトに対するリアルタイム防御機能を完全に維持しながら、より高いレベルのセキュリティを提供
・誤検知ゼロの機能を提供することで、クリティカルな攻撃における検知・調査・対応のプロセスが不要
・開発者の介入なしでECUコードを問わずシームレスと迅速な組み込みが実現できるため、展開までの遅延を回避
・Authenta対応フラッシュデバイスにおけるシリコンベースの信頼性と組み込まれた測定機能に基づくクリティカルコードとポリシーデータの信頼性
・すべての主要な自動車向け電子プラットフォームにすでに搭載されているフラッシュメモリを利用するため、セキュリティのためにハードウェアコンポーネントを追加する必要がなく、アーキテクチャの断片化を低減

  今回の提携に対し、Karamba社のCEO & Co-founder Ami Dotan氏は、
「マイクロン社は、コネクテッドカーのエコシステムにおいて業界をリードするプロバイダです。新たに出現している自動運転車のアーキテクチャを見ていると、セキュリティが改良されるニーズが明らかにあります。我々は、クリティカルな車両内ユニットを強化し、消費者の安全性を確保するために、マイクロン社と連携し、既成セキュリティ対策を改良できることを大変光栄に思います。」
とコメントしています。また、マイクロン社の自動車部門のVice PresidentであるGiorgio Scuro氏も次のとおりコメントしています。
「自動車業界がコネクテッドカーや自動運転車の時代に移りつつある中で、サイバーセキュリティが自動車関係の顧客にとって非常に大きな懸案事項となってきました。サイバーセキュリティの課題が複雑で、導入、採用、ソリューション強化を簡易化するためにハードウェアとソフトウェアのテクノロジーを密接に連携させる必要があります。我々は、Authentaを利用したセキュリティエコシステムと密接に連携できて、お客様による拡張されたセキュリティ対策の採用を簡易化する弊社のビジョンを共有するKarambaとのチームを組みことができ、光栄に思います。」

【Karamba Security】
  Karamba社のAutonomous(自動、自立型)セキュリティ製品である「Carwall」、「IoTwall」は、コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐセキュリティソリューションです。機器の製造過程でECUそのものにセキュリティ設定を施します。このため、シグネチャのアップデートを行うことなく、攻撃を防ぐことができます。また、 工場出荷時の設定を自動的に学習し、その設定に沿わない振る舞いを検知、防止するためのセキュリティポリシーを自動生成します。これにより、保護対象製品のライフサイクルに行きわたるゼロデイ保護をリアルタイムに提供できます。そして、このセキュリティ機能は自動車業界に限定された技術ではなく、IoT、医療機器やドローンなどのコントローラにより制御されるアーキテクチャへの適用も可能です。この商品コンセプトの優位性から、Frost & Sullivan社より自動車業界における新商品イノベーション部門においてBest Practices Awardを受賞、Forbes Israelの2016 Top10 Security Ventureに選出されるなど、その技術と先進性が注目されています。



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