アズジェント、モバイルアプリケーションの難読化/堅牢化・暗号鍵の秘匿化により
クラッキングからアプリケーションを保護するArxanソリューション提供開始
2018年4月3日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)
ネットワークセキュリティソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)はArxan Technologies, Inc.(米国 CEO Joe Sander、以下、Arxan)と契約を締結し、ディストリビュータとして同社のモバイルアプリケーションクラッキング対策ソリューションおよび、モバイルアプリケーション配信プラットフォームサービスの販売を開始します。
【背景】
IoTの普及や機器のデジタル化、スマートフォンの増加、モバイルペイメントの普及、コネクテッドカーの登場に伴い、モバイルアプリケーションで様々な機能を提供する動きが高まっています。その一方で、リバースエンジニアリング等による違法使用、プログラムの改ざんによる機密情報の流出といったリスクも増え続けています。この為、モバイルアプリケーション開発企業はクラッキングを防御し、安全なアプリケーションを利用者に届けることが求められています。
【モバイルアプリケーションの難読化/堅牢化・暗号鍵の秘匿化】
Arxanは、米国国防総省の防衛技術を保護する為、米国国家安全保障局(NSA)の資金提供により2001年に設立されました。同社のソリューションは、アプリケーションそのものをクラッキングから守るセキュリティソリューションです。アプリケーションをビルドする際に、バイナリコードを難読化するとともにプロテクトコードを挿入します。バイナリコードの難読化により解読を困難にさせるだけでなく、プロテクトコード同士が相互監視を行うため、何らかの改ざんが行われた際には、アラートを出す、アプリケーションの処理を停止させるといった対応が可能となり、知的財産の流出、アプリケーションの改ざんなどから保護します。さらに、アプリケーション内の暗号鍵を秘匿化することにより、暗号鍵の流出を防ぎます。
【モバイルアプリケーション配信プラットフォームサービス】
プライベートなモバイルアプリケーションを特定のユーザへ配信するプラットフォームを提供します。従業員のBYODでMDM(Mobile Device Management)を導入できないユーザにも、MAM(Mobile Application Management)として使用することで自社のアプリケーションの導入・保護が可能となります。海外ではリリース前のアプリケーションの実証テスト、社員・スタッフへの専用業務用アプリケーションの配信等に使用されています。国内においてもゲーム業界への導入が始まりました。
【実績など】
日本市場においては、大手携帯電話会社のモバイルアプリケーション保護や大手金融機関のモバイルバンキングシステムでの保護、オンラインゲームの保護でマーケットシェアを獲得しています。 最近では、自動車業界のスマートキーのアプリケーションを保護するソリューションとしても検討が進んでいます。
今後、アズジェントは、既存顧客・新規開拓を含む販売およびテクニカルサポートを強化していきます。
尚、価格はオープンプライスで、初年度5億円の販売を目指します。
【Arxanの商品/サービス名】
・GuardIT、EnsureIT
コード堅牢化ソリューション。バイナリコードの難読化、プロテクトコードの挿入によりアプリケーションを
保護します。
・TransformIT
暗号鍵の秘匿化。暗号鍵を秘匿することにより、不正動作を防止します。
・APPERIAN
モバイルアプリケーション配信プラットフォームサービス。特定のユーザに対するアプリケーションの配信を
可能にします。