イメージバックアップソフトShadowProtect4 発売開始
~高速かつ信頼性の高い障害復旧を実現、さらに仮想環境との連携機能を強化~
2010年12月16日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号 4288)
セキュリティ及び運用管理ソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本 隆洋 所在地:東京都中央区日本橋 以下アズジェント)の販売するイメージバックアップソフト「ShadowProtect」(シャドウプロテクト)において大容量システムへの障害復旧機能や仮想環境との連携機能を大幅に強化し、全面的にリニューアルをした最新バージョン「ShadowProtect4」の発売を開始しますので、ご案内いたします。
ビジネスの継続性は企業の抱える重要テーマの一つであり、サーバやシステム障害などによる業務中断をいかに最小化するかが大きな課題の1つとなっています。 イメージバックアップソフト「ShadowProtect4」は、迅速かつ信頼性の高い障害復旧、データ保護に加え、Windowsサーバシステム自体を他のハードウェアや仮想環境への移行を実現することにより、サーバをすばやくアクセス可能な状態に戻します。これにより、ビジネスの停止時間を最小限に抑えることができます。
「ShadowProtect4」では、機器構成や物理・仮想環境を問わず、バックアップしたデータをOSインストールなどの複雑な手続きなしで丸ごと復元します。つまり、Windows OS、Microsoft Exchangeサーバ、SQLサーバなどのサーバアプリケーション、重要なデータなどすべてを丸ごとバックアップし、障害が発生した際には丸ごと復旧させ、サーバ全体を守ります。また、取得したバックアップイメージの管理・運用や仮想化連携、保存先ストレージの監視機能の向上を実現し、運用面での可用性の向上を実現いたしました。
「ShadowProtect4」での新機能や機能強化ポイントは以下の通りです。
【他社製品との差別ポイント】
1) 新機能: システム移行時のリカバリタイムの削減 「HeadStart Restore (HSR)」
既存システムを停止する事なくバックアップイメージの取得と移行先システムへの先行リカバリを実施。その後、システムを停止し、差分バックアップイメージの取得と移行先システムへの追加リカバリを実施する事によりシステム全体の移行を完了します。この機能により、差分バックアップイメージの取得と追加リカバリに要する数分間のシステム停止のみでシステムの移行を実現。従来、数時間から数日のシステム停止を必要とする数百GBやTBクラスのシステム移行であっても、ビジネスの停止時間を最小限に抑えることができます。
【まとめ】
ShadowProtect4 : 数分間のダウンタイムでシステム移行を実現
他社イメージバックアップソフト : 数時間から数日のシステム移行の為のダウンタイムが必要メリット
ShadowProtect4を利用する事で、システム移行時のビジネスの停止時間を最小限(数分)に抑えることができます。
2) 新機能: 仮想ディスク形式への自動変換 「ImageManager Enterprise」
取得済みバックアップイメージを仮想ディスク形式(.VHD .VMDK)に自動変換します。日々取得される増分バックアップイメージも自動で変換済みのファイルへ追加し、1つの仮想ディスクファイルとして保存します。
仮想システム上で、このファイルをハードウェア非依存の復旧(HIR機能)を使い再起動するだけで、数百GBからTBクラスのシステムでも数分間で仮想マシンとして運用を開始できます。
これにより、障害時においても、迅速にシステムを復旧し、ビジネスのダウンタイムを最小化します。【まとめ】
ShadowProtect4 : 数分間のシステム停止のみで仮想化環境でのシステム復旧を実現
他社イメージバックアップソフト : 数時間から数日の復旧までのシステム停止が発生メリット
ShadowProtect4を利用する事で、仮想化システム障害時のビジネスの停止時間を最小限に抑えることができます。
3) 新機能: バックアップイメージの自動レプリケート 「Remote Replication」
日々取得したバックアップイメージをローカルやネットワーク上の他のドライブ、またはクラウド上のストレージに対し自動でレプリケーション(複製)を行います。
災害時のシステム復旧やアーカイブなどを目的に、バックアップイメージをリモートサイトに保存することが可能です。このクラスのイメージバックアップソフトでは初めて災害時のシステム復旧(ディザスタリカバリ)を実現しました。【まとめ】
ShadowProtect4 : 自動リプリケーションによるディザスタリカバリ対策を実現
既存のイメージバックアップソフト : リプリケーション対応はしておらず、他の専用ソフトウェアなどを利用メリット
ShadowProtect4を利用する事で、災害時のディザスタリカバリ対策を安価に導入できます。
4) 新機能: バックアップイメージをワンステップで仮想マシンとして起動 「VirtualBoot」
Oracle VM VirtualBox上で、取得済みのバックアップイメージを仮想ディスクに変換することなくワンステップで仮想マシンとして起動できます。障害が復旧するまでの間、一時的にシステムの継続運用が可能です。
既存のイメージバックアップソフトでは、数時間から数日のシステム停止を必要とする数百GBやTBクラスの障害時のシステム復旧であっても、本機能を利用する事により、ビジネスの停止時間を最小限に抑えることができます。【まとめ】
ShadowProtect4 : 数分間のシステム停止のみでシステム復旧を実現
他社イメージバックアップソフト : 数時間から数日の復旧までのシステム停止が発生メリット
ShadowProtect4を利用する事で、障害時のビジネスの停止時間を最小限に抑えることができます。
【機能改善ポイント】
5) 機能強化: ネットワーク全体のShadowProtectを管理 「管理コンソール」
ネットワーク上の他のサーバやPCに搭載された「ShadowProtect4」のステータスを一目で確認できます。
また、プッシュインストール機能により、ネットワーク上の他のマシンに対し「ShadowProtect4」自体をリモートでインストールが可能です。
この機能を利用する事で、システム管理者の日々の運用負荷を軽減します。6) 機能強化: バックアップイメージや保存先ディスクの管理・監視機能 「ImageManager」
取得済みバックアップイメージの管理機能強化や、保存先ストレージの監視機能が新たに搭載されました。
増分バックアップイメージのリアルタイムでの自動ベリファイや、定期的に全ての取得済みバックアップイメージへの再ベリファイ機能を搭載。ファイル破損などで復旧が出来ないといったトラブルを事前に検知します。
また、自動統合機能により、日々取得される増分バックアップイメージを日次・週次・月次で統合をします。イメージファイルの統合により、ファイルサイズの圧縮がされ保存先ディスクの使用量を削減します。
さらに、閾値の設定により保存先ディスクの容量減に対する自動通知や、一日の動作結果のサマリー通知など、バックアップ取得の成功・失敗以外にも多数の通知機能を搭載いたしました。
この機能により、システム管理者の日々の運用負荷を軽減します。
【ShadowProtect】
- ■開発元
- StorageCraft Technology Corporation.(ストレージクラフト・テクノロジー・コーポレーション)
- ■受注開始
- 2010年12月16日(木)
- ■販売目標
- 3億円(ShadowProtectシリーズ全体)
- ■主な製品価格(税別)
- ShadowProtect Server : \98,000
- ShadowProtect Desktop : \8,900
- ShadowProtect IT Edition(年間ライセンス) : \350,000
- ShadowProtect IT Edition(3ヶ月ライセンス) : \135,000
- ImageManager Enterprise(1job) : \29,900
※上記は法人向けライセンス価格です。価格には、初年度保守・メディアパック(1枚)が含まれます。
【「ShadowProtect 4」の主な特長】
- OSのインストールなど複雑な手順を必要としない障害からの復旧および異なるハードウェアや仮想環境への迅速な復旧
- 新しいWindowsサーバへの簡単なシステム移行
- スケジュール機能による完全バックアップイメージや増分バックアップイメージの自動作成
- ファイルやフォルダ単位のリカバリ
- HeadStart Restoreによる、システム移行時のダウンタイムを最小化したリカバリ
- ImageManager Enterpriseによる、バックアップイメージの仮想ディスク形式への自動変換
- 管理コンソールによる、一元化されたバックアップ管理や他のマシンへのリモートインストール
- バックアップイメージの自動、手動ベリファイや、定期的な自動再ベリファイの実行
- バックアップイメージの日次、週次、月次での自動統合機能
- Remote Replicationによる、バックアップイメージの自動リプリケーション(複製)
- VirtualBootにより、バックアップイメージを仮想ディスクに変換することなく仮想マシンとして起動