プレスリリース

ハイアベイラビリティ・ソフトRSF-1 for Mac登場
~ミッションクリティカルな環境におけるMac OSの可用性を向上~

2008年1月21日
株式会社アズジェント
(JASDAQ ・コード番号 4288)

セキュリティソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本 隆洋 所在地:東京都中央区日本橋 以下、アズジェント)は、この度、Mac OS X Serverの冗長化を実現し、ミッションクリティカルな用途への使用を可能とするハイアベイラビリティ・ソフト「RSF-1 for Mac」(開発元: 英国 High-Availability.com Ltd. C.E.O: Ian Bingle)の販売を開始いたしますので、ご案内いたします。

【背景】

現在、多くの大学、教育機関においてMac OS X Serverの導入が増加しています。その顕著な例として、東京大学情報基盤センターのMac OSの大量導入(クライアント 1000台以上、サーバ50台以上)などがあげられます。また、映像、印刷、写真、音楽などのクリエイティブ分野においては、主にファイルサーバ等の用途として、Mac OS X Serverの導入が進んでいます。
しかしながら、Mac OS X Serverに標準搭載されているIPフェイルオーバー機能は、PowerPC-Intel間では使用できない、障害時に機器の設定を丸ごと予備機に書き出すため処理に時間がかかるといった問題があり、重要なサーバは、HA構成の可能な他のOS(Solaris、Linux、Windows等)で利用され、ミッションクリティカルでないサーバ用途にとどまっているのが現実でした。このため、簡単に導入できるHAソリューションが求められていました。

このような背景のもと、アズジェントは、ハイアベイラビリティ・ソフト「RSF-1 for Mac」の販売を開始します。「RSF-1」は、一方のサーバが故障した際に、自動的に他方のサーバに切り替えることにより、システム全体のダウンタイムを最小限にするハイアベイラビリティ・ソフトです。稼動機、予備機が1対1の構成はもちろん、1対nの構成も可能なので、1台の機器を複数サーバの予備機として割り当てることが可能です。これにより、コストを最小限に抑えることが可能です。
今回、Mac OSに対応することにより、Mac環境の現場において、使い慣れたMac OS Xでサーバを構築することが可能となるため、導入や運用のコストを軽減させることが可能となりました。
アズジェントでは、本商品の発売開始にあわせて、30日間使用可能なRSF-1 for Macの評価版の提供を開始します。


【RSF-1 for Mac】

■出荷予定時期
2008年2月1日
■販売目標
100セット(初年度)
■価格
490,000円~(税抜)
■主な機能・特徴
  • 複数のアプリケーション(Webサーバ、ファイルサーバ等)サーバの障害に対して二重化を行うことにより、社内システムの停止を防止
  • 業務システム運用中にダウンタイムを最小限に抑えて、メンテナンス作業を行うことが可能
  • 予備機を複数用意する多段クラスタ構成が可能
  • 障害時にメール、サウンドなどで管理者への通知が可能
  • 最大16サーバ、128サービスをサポート
■システム用件
Mac OS 10.4
PowerPC G4以上(Intel Multi Core Processor対応)※Mac OS X Serverの動作環境に準拠
Ethernet(RJ-45またはFireWire)
TelnetまたはSSHによるリモート環境設定