プレスリリース

アズジェント、富士通と協業し“M@gicPolicyQUICK”の中堅市場向け販売を強化
~全国15ヶ所の「富士通ソリューションステージ」※1を足掛かりとした販売が可能に~

2006年3月9日
株式会社アズジェント
(店頭登録銘柄・コード番号 4288)

セキュリティソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本隆洋 所在地:東京都中央区日本橋 以下、アズジェント)は、富士通株式会社(代表取締役社長:黒川博昭、本社:東京都港区東新橋 以下、富士通)と協業し、M@gicPolicyQUICKの販売の全国展開を開始することをご案内いたします。

個人情報の流出や不正アクセス、コンピュータウィルス等、情報セキュリティの問題に対処することは、いまや企業にとって重要な経営課題となってきています。とりわけ、昨年の個人情報保護法(通称)の全面施行に伴い、多くの企業がセキュリティ商品の導入やセキュリティポリシーの策定を行っています。

しかしながら、セキュリティ商品を導入しても、JIS X5080などの情報セキュリティマネジメントが求める対策基準の20%程度※2しか満たすことができません。また、セキュリティポリシーを策定しても、実運用に結びつけなければ何の意味もありません。更に、マネージメントの観点から、セキュリティ運用には経営層による問題点の把握、改善指示を含めたPDCA(Plan、Do、Check、Act)サイクルの確立が求められています。

富士通では、企業の情報セキュリティの確保には、不正アクセス対策といった特定のものだけでなく組織的方針に基づく総合的な対策が必要であると考え、他社に先駆け1994年より情報セキュリティに関するコンサルティング(情報セキュリティ方針立案コンサルティング、情報セキュリティ強化支援コンサルティング、ISO15408認証取得支援コンサルティング、ISMS認証取得支援コンサルティング等)を行っています。

組織的な方針に基づく総合的な対策をすすめる上で、情報セキュリティに関するコンサルティングは有効なソリューションではあるものの、セキュリティコンサルタントの人数によって対応可能な範囲が左右されます。今日におけるセキュリティ対策ニーズの高まりから、富士通ではコンサルティングで培ったノウハウをより多くのお客様にソリューションとして提供する方法を模索していました。また、特に中堅市場においては、対策にかかるコストや期間が課題となりやすく、より低価格・短期間で提供可能なソリューションが必要とされていました。

一方、アズジェントは、設立当初よりセキュリティポリシーの重要性に着目しており、BS7799リードオーディターコース、ISMS導入実践トレーニングコース等さまざまなトレーニング、セミナーを実施してきました。また、同時にグローバルガイドラインに準拠したセキュリティポリシー平準化ツールが必要であると考え、M@gicPolicyシリーズの開発を行ってきました。M@gicPolicyQUICKはアズジェントがコンサルティング、販売活動、セミナー等、様々な形で情報セキュリティ及び個人情報保護に関わってきた中で直面した運用の問題点を解決するために開発した情報セキュリティのためのPDCAツールです。アズジェントではこのM@gicPolicyQUICKを、全国のお客様に広く提供する施策を検討していました。

今回の協業により、富士通はコンサルティングで培った豊富なノウハウを、低価格・短期間で導入できるソリューションとしてお客様に提供することが可能となります。また、アズジェントは、東京・名古屋・大阪・北海道・九州等、全国15ヶ所に存在する富士通のショールーム(「富士通ソリューションステージ」)を通じて、中堅市場向けM@gicPolicyQUICKの販売を強化することが可能となります。

M@gicPolicyQUICKは、セキュリティポリシーの策定(Plan)→運用(Do)→運用チェック(Check)→改善(Act)のPDCAサイクルを効率よく運用していくことを主眼としており、前述の問題点を解決することができる商品です。利用者に実施すべきセキュリティ対策を明記した運用チェック項目(To Doリスト)を配信することによって、セキュリティ運用を組織内に浸透させます。また、実施結果をログとして保存、様々な分析資料として提示することができるので、経営者等が財務諸表を読むかのように問題点を把握することができます。また、その問題点に応じたセキュリティ商品を導入することにより、効果的にセキュリティ強度を高めることができ、お客様のセキュリティ対策をより一層推進することが可能となります。


※1  富士通のショールーム。お客様の多様なニーズに対応し、最適なソリューションを提案することを目的に全国に設置され、デモンストレーション・コンサルティング等を実施している。(設置拠点は東京,名古屋,大阪,札幌,仙台,大宮,千葉,横浜,長野,静岡,金沢,広島,高松,福岡,沖縄の15地区)

※2  アズジェント調べ


【M@gicPolicy QUICK】

■定価
576,000円(税別)
情報セキュリティのPDCAサイクル
■特長
  • 情報セキュリティポリシーのPDCAサイクルを効率よく支援
  • 実施すべきセキュリティ対策を明記した運用チェック項目(To Doリスト)を配信することにより、セキュリティ運用を社内に浸透(利用者はTo Doリストをチェックするだけ)
  • 様々な分析資料によりセキュリティ対策状況の把握が可能
  • 運用できていない原因を特定し、簡易手順書などにより運用を改善
  • 改善すべき問題点から、適切なセキュリティ商品の導入を実現
  • 質問項目に回答するだけで、簡単に規程類を策定
  • 運用を通して、手順書を随時、策定可能
  • JIS X 5080、JIS Q 15001、ISMS、情報セキュリティ監査制度等に対応(ISO27001対応予定)