ブレード型セキュリティソフトウェアアプライアンス発表
~最速のワイヤースピードとノンストップテクノロジーを実現~
2002年6月19日
株式会社アズジェント
ワールドクラスのセキュリティソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本 隆洋 所在地:東京都中央区日本橋)は、この度、Crossbeam Systems社のアプライアンス「X40S」を発表いたします。
【背景】
今日、ギガビット接続の時代が到来しつつあります。多くのISP等がマルチモード光ファイバを利用した1Gb/秒の接続サービスを提供しようとしています。これらのサービスを使用するためには、ファイアウォールもギガビットのポートを持ち、スループットもギガビット・クラスのものが必要となります。また、これらは大規模なネットワークの中核部分に設置されるため、ダウンした時の影響は計り知れません。この為、万が一障害が起きてもサービスが停止しないために冗長化の機能をもたせる必要があります。
通常、ファイアウォールの冗長化構成をとる場合は、ファイアウォールを複数台用意し、冗長構成をとります。これにより、1台がダウンしても他のファイアウォールで処理を継続させることができます。また、さらに複数台のファイアウォールを有効に活用させるためにはファイアウォールの上下にロードバランサー装置を設置し、サンドウィッチ構成をとる必要があります。しかし、このサンドウィッチ構成を行うには、2台のファイアウォールで構築する場合、ファイアウォール 2台、ロードバランサー4台を購入せねばならず、多額の費用がかかるのみならず、複雑なネットワークの構成や機器の設定に時間がかかるという問題がありました。
このような背景のもと、アズジェントではCrossbeam Systems社と提携し、「X40S」を発表します。Crossbeam Systems社の「X40S」は障害が起きてもサービスが停止しないノンストップテクノロジーを採用したギガビット対応アプライアンスです。APM(アプリケーション・プロセッサ・モジュール)と呼ばれるブレード型のアプリケーション処理モジュールを増やすことにより、簡単に処理能力を上げることができます。また、CPM(コントロール・プロセッサ・モジュール)が複数のAPMのロードバランシングを行う為、ロードバランサーを別に購入する必要がありません。また、インターフェース、各モジュール、電源、ファンは完全に多重化され、99.999%の稼働率を可能とします。
アズジェントではCrossbeam Systems社の「X40S」に業界標準であるCheckPoint社のVPN-1/FireWall-1をあわせて提供することにより、強固なセキュリティ、ハイパフォーマンス、ハイアベイラビリティを提供します。「X40S」はVPN-1/FireWall-1のプラットフォームとして最速のパフォーマンスを提供する商品です。
アズジェントではCrossbeam Systems社「X40S」の販売を開始するとともに、7月3日より開催される「Networld+Interop 2002 Tokyo」にて展示・デモを行う予定です。(ブースNo.7F09)
【X40Sの特徴】
- ■設置から設定までの簡易化
- 1台のマシンでファイアウォール機能・ロードバランシング機能を実現している為、ファイアウォールサンドウィッチ構成と比べ、設置・設定に時間がかかりません。(設置:従来の1/6、設定:従来の1/4)
- ■ハイパフォーマンス
- ブレード型APMを増やすことにより簡単にパフォーマンスをあげることができます。(最大10枚まで設置可能)。最大8GBのスループットを実現。
- ■ハイアベイラビリティ
- ノンストップテクノロジーにより、アクティブ-アクティブでの冗長構成を実現。また、インターフェース、各モジュール、電源、ファンは完全に多重化され、99.999%の稼働率を可能とします。また、ホットスワップも容易行うことが可能です。
- ■マルチプル・オープン・セキュリティ・アプライアンス
- CheckPoint VPN-1/FireWall-1 Next Generation、VSXをサポートします。また、IDSやURLフィルタリング等の複数のアプリケーションをそれぞれのブレードで起動することが可能です。
【X40Sの仕様】
- ■インターフェース
- 10/100 Ethernet、10/100/1000 Ethernet、1000BASE-SX Ethernet、RS232
- ■寸法
- 高さ:761mm(17U) 幅:444.5mm 奥行き:444.5mm (19インチラックマウント可能)