Java、ActiveX対応セキュリティソフト「ActiveGate」発表
1998年4月8日
株式会社アズジェント
ワールドクラスのイントラネット/インターネット向けパッケージドソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本隆洋)はこの度、Security7社(イスラエル:C.E.O Asher Jospe)Java、ActiveXセキュリティソフト「ActiveGate」を発表いたします。
【背景】
インターネット利用の新しい形としてJava、ActiveXが注目されています。今後のインターネット環境を含むネットワークコンピューティングとオブジェクトオリエンテッドプログラミングの進展という意味ではメインストリームとして普及していくことは間違いないといわれています。このことは、今日のWebサイトの36%(InfoWorld'96.11調べ)がすでにJavaを利用していることからも明らかです。
しかし、エンドユーザが意識することなしに企業ネットワークのクライアントへ配信されるJava、ActiveXはネットワーク管理者の新たな悩みの種となりつつあります。Java、ActiveXは従来のTCP/IPレベルのファイアウォールでは防ぐことができません。悪意のあるJava、ActiveXをダウンロードさせることで、エンドユーザーやネットワーク管理者が気づかないうちに企業内の重要なデータを盗むことも可能です。ファイアウォールやセキュリティパッチ等を施したTCP/IP系のセキュリティレベルが高いネットワーク環境であっても、セキュリティ上、何の役にたたない状況を作ることが可能となります。
このような背景のもと株式会社アズジェントでは、Java、ActiveX対応セキュリティソリューションとして「ActiveGate」を発表します。
「ActiveGate」は既存のファイアウォールでは検査できないコンテンツを検査し、デジタルシグネチャーの有無にかかわらず、Java、ActiveXのコンポーネントを漏れなく検査します。また、圧縮されたファイルも解凍し、即座に検査します。
「ActiveGate」はJava、ActiveXとその他のサイン入りオブジェクトのデジタル署名が認証機関により証明されているか認証することが可能ですので、改竄やデジタル署名の偽造などによる不正ダウンロードを防ぐことができます。
「ActiveGate」はパフォーマンスを低下させることなく、不正アクセスから最大限の保護機能を提供します。オペレーティングシステムのカーネルの中でハイパフォーマンスパケットプロセッシングエンジンを搭載することによってプロキシベースシステムで課題となっていたパフォーマンス低下の問題を解決しました。また、プロキシベースのソリューションではネットワーク上すべてのワークステーションのブラウザにプロキシの設定を必要としています。しかし、「ActiveGate」のパケットプロセッシングアーキテクチャーは個人ユーザーが触れることのできない中央ポリシーマネージャーで設定することによって企業全体のセキュリティポリシーを保護することができます。パケット監査はゲートウェイレベルで行われますのでネットワーク全体に影響を及ぼすことはありません。
【ActiveGateに関して】
- ■出荷予定開始日
- 4月27日予定
- ■販売目標予定
- 500本(初年度)
- ■販売予定価格
- 25ユーザ: 468,000円
50ユーザ: 699,000円
100ユーザ: 938,000円
250ユーザ:1,190,000円
無制限: 1,980,000円 - ■主な特徴
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- 高速コンテンツスキャニング機能。
- カーネルベースで動作するためプロキシベースのソフトウェアと異なり、最高のパフォーマンスを提供します。
- サイン入りのJavaアプレット、ActiveXコンポーネントと圧縮ファイルのデジタル署名をゲートウェイレベルで認証できます。
- 各モジュール間は通信時にトークンベースの認証とデータ暗号化を行います。
- 1つの中央管理ステーションで分散するゲートウェイを集中管理できます。
- ユーザーに透過的:クライアントや既存アプリケーションの修正や設定変更は必要ありません。
- 部署、部門または個人レベルでのセキュリティプランの作成が可能です。
- WindowsベースのGUI管理ツールでセキュリティポリシーを簡単に設定できます。
- CheckPoint社のCVPをサポート
- ■動作環境
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- オペレーティングシステム
WindowsNT4.0 - プラットフォーム
Pentium(200MHz以上) - メモリ
32MB以上 - ディスクスペース
最小限 - メディア
CD-ROM
- オペレーティングシステム