インターネット/イントラネット・セキュリティソフト「SessionWall-3 Version1 Release2.1」発表
1998年4月6日
株式会社アズジェント
ワールドクラスのイントラネット/インターネット向けパッケージドソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本 隆洋)はこの度、AbirNet社(イスラエル:C.E.O Kurt Ziegler,Jr)インターネット/イントラネット・セキュリティソフト「SessionWall-3 Version1 Release2.1」を発表いたします。
【背景】
企業ユーザーにとって、ネットワーク・セキュリティが急速にクローズアップされています。インターネットに接続されたネットワークにおける外部侵入者の監視はもとより、自社ネットワーク内における不正アクセス防止、従来のファイアウォールでは防ぎきれないクラッキング行為の監視及び防止が求められ始めています。
このような背景のもと株式会社アズジェントでは、ファイアウォールを補完するセキュリティ・ソリューションとして「SessionWall-3」を発表いたします。
「SessionWall-3」は、スニッファー・テクノロジーと呼ばれる技術により、ネットワークを流れるパケットのヘッダー情報のみでなくコンテンツまでリアルタイムにモニタリングすることで、ファイアウォール・ゲートウェイを通過したパケットもリアルタイムにモニタリング及びブロッキングすることができます。更に監査レポート機能により、手軽にセキュリティ・ポリシーを構築することができます。これはファイアウォール・ゲートウェイが「関所」的な検査、ブロッキング機能であり「関所」を通過してしまえばクラッキング行為が行えたのに対し、「SessionWall-3」は「関所」を通過しても常に「ガードマン」が随行して監視を行い、クラッキング行為を常にモニターする機能とたとえることができます。
また、「SessionWall-3」の監査レポート機能を利用することによってファイアウォールの設定で最もスキルを必要としたセキュリティ・ポリシーを順次、強化していくことができます。これにより、ファイアウォールと補完的に、より強力なセキュリティを企業ネットワークに提供することが可能となります。
今回のバージョンアップにより日本語対応が強化されWebページを日本語で表示することが可能となりました。
また、OPSECをサポートし、FireWall-1との通信が可能となりました。これによりファイアウォールにFireWall-1を使用している場合には、SessionWall-3が検知したクラッキング行為をFireWall-1に渡すことによりFireWall-1のルールを強化することが可能となりました。例えば、侵入が検出された場合、SessionWall-3はFireWall-1と通信し、直ちにそのセッションを切断するように伝え、以後その侵入元からのセッションをブロックします。
【SessionWall-3】
- ■出荷予定時期
- 1998年4月9日
- ■販売予定価格
- 25ユーザ : 298,000円
200ユーザ : 988,000円
無制限 : 2,980,000円 - ■Version1 Release2.1の新機能
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- 日本語サポート
従来のE-mailに加えてWebのコンテンツを日本語で表示することが可能となりました。 - OPSECサポート
FireWall-1などのOPSECをサポートしているファイアウォールとの通信が可能となりました。SessionWall-3からFireWall-1のセキュリティを強化することが可能となり、より強固なセキュリティを提供します。侵入が検出された場合、SessionWall-3はFireWall-1と通信し、直ちにそのセッションを切断するように伝えます。 - ディテクティング機能の強化
サーバーへの侵入行為やサービス拒否攻撃、悪意のあるJavaアプレットやActiveX、E-mailのウィルスなどの侵入を検出します。 - ログファイルの暗号と署名
ログはすべて暗号署名されて保存されます。このため、署名が本来の署名と異なっている場合にはファイルが変更されたことがわかります。ログファイルを暗号と署名することで、証拠として使用することが可能となります。また、不審なログだけを残して他のものを削除することも可能です。 - ページャへの通知
アラートメッセージをページャ(ポケベル)に送信できます。このアラート機能を利用して緊急にアクションをとる必要があると定義された重要なイベントが発生した場合にページャへの通知を行うことができます。 - データベースの自動復旧
SessionWall-3が異常終了した(実行中のマシンのリセット、停電など)場合でも自動的にデータベースを自動復旧し、ワークスペースやログを読み込む前にワークスペースの一貫性をチェックします。
- 日本語サポート
- ■動作環境
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- オペレーティング・システム
Windows95(OSR2)/WindowsNT(SP3) - プラットフォーム
Intel Pentium(100MHz以上) - ディスク・スペース
100MB以上 - メモリ
32MB以上(推奨64MB) - ネットワーク・インターフェース
標準的なEthernet/Token Ring/FDDI - メディア
CD-ROM
- オペレーティング・システム