アズジェント、コネクテッドカーやIoT機器向けセキュリティのKaramba社に投資
2017年5月17日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)
セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする 株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、 JASDAQ:4288、以下、アズジェント)は、コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐ Autonomous(自動・自立型)セキュリティ製品「Carwall」、「IoTwall」の開発元である Karamba Security Ltd.(カランバセキュリティ CEO & Co-founder:Ami Dotan 所在地:イスラエル 以下、Karamba社)に100万ドル(総投資額の約6%)の投資を行いましたので、ご連絡いたします。
Karamba社の特徴
Karamba社のAutonomousセキュリティ製品である「Carwall」、「IoTwall」は、
コネクテッドカーやIoT機器に対するサイバー攻撃を防ぐセキュリティソリューションです。
IoT機器の製造過程で電子制御ユニット (ECU)そのものにセキュリティ設定を施します。このため、
シグネチャのアップデートを行うことなく、攻撃を防ぐことができます。
また、 工場出荷時の設定を自動的に学習し、その設定に沿わない振る舞いを検知、
防止するためのセキュリティポリシーを自動生成します。これにより、保護対象製品のライフサイクルに
行きわたるゼロデイ保護をリアルタイムに提供できます。そして、このセキュリティ機能は自動車業界に
限定された技術ではなく、IoT、医療機器やドローンなどのコントローラにより制御されるアーキテクチャ
への適用も可能です。この商品コンセプトの優位性から、Frost & Sullivan社より自動車業界における
新商品イノベーション部門において Best Practices Awardを受賞、Forbes Israelの 2016 Top10 Security
Ventureに選出されるなど、その技術と先進性が注目されています。
アズジェントは、Karamba社と2016年11月に販売契約を締結し、国内市場への 販売提案活動を行う国内唯一のディストリビュータです。今回の投資はシリーズBとなり、 当社はU.S.$1 mil.を投資し、Karamba社は研究開発、カスタマサポート、営業を拡張するために利用します。 アズジェントは、米国やイスラエルの有力VCと共に投資をすることで、今後もKaramba社と共同で日本の 自動車業界およびIoT市場に 自動・自立型セキュリティ技術を提供するための提案活動を行っていきます。
投資の狙い
2016年に初期投資段階のステルスモードから、商品提供の為のフェーズに移行しました。
以降13か月で16社の自動車メーカーやTier1企業(自動車メーカーに直接部品を供給する企業)で
PoCが行われているほか、数多くの企業から問い合わせを受けております。当社としては、投資により
Karamba社と成長を共有し、2017年5月15日に発表致しました『中期経営計画 2020年度営業利益6倍を計画
(2016年度比) 』における、2020年度の売上150億円(対2016年度比3.1倍)、営業利益20億円(同6.0倍)を
盤石にする仕組みの1つとして、新たな巨大セキュリティ需要を取り込みます。