アズジェント、 ミッドレンジ向けマルチセキュリティ・アプライアンス
Crossbeam C30販売開始
~ファイアウォールを軸に、IDS、ウィルス対策を統合~
2003年7月2日
株式会社アズジェント
セキュリティソリューション提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本 隆洋 所在地:東京都中央区日本橋)は、この度、Crossbeam Systems社(米国、C.E.O. Peter George)のミッドレンジ向けマルチセキュリティ・アプライアンスCrossbeam C30を発表いたします。
光ケーブル、ASDNの普及によりギガビット接続の時代が到来し、ゲートウェイセキュリティ機器にギガビットのハイパフォーマンスを実現することが求められています。また、企業ネットワークへの脅威や攻撃が著しく増大している今日、セキュリティ対策にはファイアウォールに加え、ウィルス対策、不正侵入検知(IDS)、フィルタリング等の各種セキュリティソフトの組み合わせが不可欠です。
さらに、長引く経済の低迷により、複数のセキュリティソリューションをワンボックス化してネットワーク機器を削減し、管理コストを低減することも、重要な課題の一つとなっています。 しかしながら、複数のセキュリティソフトを組み合わせることは、マシンの処理に負荷がかかるといった問題がありました。
このような背景のもと、アズジェントではCrossbeam C30を発表いたします。Crossbeam C30はファイアウォールとIDSもしくはウィルス対策を1台のマシンに統合するミッドレンジ向けマルチセキュリティ・アプライアンスです。ネットワークインタフェースモジュールに搭載したX-StreamTMフローマネージメントにより、複数のセグメント、セキュリティエンジンへのトラフィックを管理し、ネットワークインタフェースモジュールとアプリケーションモジュール間の高い帯域幅を保証し、2Gbpsファイアウォールスループットを可能とします。また、リアルタイムにトラフィックをコピーしIDSに転送する一方で、ファイアウォールの処理を行うことができます。これにより、イントラネットのトラフィックボリュームに必要とされるパフォーマンスを、通常の半分のコストで実現しています。
また、専用のスタックポートを使用し、2台のC30のバックプレーンを接続することにより、アクティブ-アクティブ、アクティブ-スタンバイによる冗長化が可能となります。また、VRRP(Virtual Router Redundancy Protocol)によるインタフェースの冗長化にも対応しています。
アズジェントでは、Crossbeam C30の販売を開始するとともに、本日(7月2日)より幕張メッセで開催される「NETWORLD+INTEROP 2003 Tokyo」にて展示を行います。 (ブースNo. 7F29)
【Crossbeam C30】
- ■販売予定時期
- 2003年7月
- ■販売予定価格
- 350万円~
- ■特徴
-
- 複数のセキュリティを統合
・ファイアウォールとIDS、もしくはウィルス対策、SPAM対策を1台のマシンで稼動可能
ファイアウォール: VPN-1/FireWall-1
IDS: RealSecure、Enterasys Dragon
ウィルス対策: InterScan VirusWall、InterScan eManager
フィルタリング:WebSense - ハイパフォーマンス
・X-Streamフローマネージメントによって、リアルタイムにトラフィックをコピーし、ファイアウォールとIDSの処理を実施
・スタックポートによるハイスピードなイーサネットバックプレーンがネットワークインタフェースモジュールとアプリケーションモジュール間の高い帯域幅を保証
・2Gbpsファイアウォールスループット - 冗長化
・アクティブ-アクティブ、アクティブ-スタンバイによる冗長化
・VRRPによるインタフェースの冗長化
・専用マネージメントポートによるアプリケーションの同期
・電源の二重化(ホットスワップ可能)
- 複数のセキュリティを統合
- ■仕様
- サイズ:90(H)×435(W)×635(D) mm、2U、19インチラックマウント可能
- 重量:14.5Kg
- 電源:100-240V、50/60Hz、350W
- インタフェース:2×1000BASE-SXもしくは10/100/1000BASE-T、16×10/100BASE-TX
- プロセッサ:PentiumⅢ 1.26GHz、Broadcom BCM1250(ネットワーク・プロセッサ)
- メモリ:512MB(標準)/3GB(最大)