SiteScopeの特長
-
エージェントレス・モニタリングによる効率的な監視
一般的なサーバ監視ツールの場合、監視対象にエージェントをインストールする必要があります。
しかし、サーバにエージェントをインストールする場合、
1.エージェントプログラムのバージョン管理、アップグレード、設定変更等の作業が必要
2.エージェントの負荷、不具合によるサーバへの影響
といった問題があります。
SiteScopeは監視対象となるサーバにエージェントを必要としないエージェントレス・モニタリングを行います。これにより、エージェントが監視対象に影響を及ぼす心配がなく、容易な管理を実現します。
-
簡単な設定と80種類以上のモニタリング機能
エージェントを必要としないので、インストールはSiteScopeのマネージャ機のみでよく、導入までの時間を大幅に短縮することが可能です。
また、予めモニターテンプレートも多数用意されているので、監視設定にも多くの時間を要することなく、監視をすばやく開始することが可能です。SiteScopeには様々なモニタが用意されています。
サーバとOSの特性を測定するサーバモニタ、ネットワークの接続状況やネットワークを介してアプリケーションのパフォーマンスをテストするネットワークモニタ、URLシークエンスモニタ、ストリームモニタ、データベースのパフォーマンステストやパフォーマンス情報の取得を行うデータベースモニタ、各アプリケーション付属のパフォーマンス測定機能を使ってパフォーマンス情報を取得するアプリケーションモニタ、多様な環境の監視に対応するための汎用モニタ(ログファイルの監視、スクリプトの実行等)などのモニタリング機能があります。
-
仮想化環境における監視
ホスト型だけでなく、VMware ESXのようなベアメタル型ハイパーバイザの監視も対応しています。
- ・ 監視要件さえ満たしていれば、SiteScopeはプラットフォームを問わず監視が可能です。
- ・ ベアメタル型ハイパーバイザの場合は、管理OS準拠で考えればよい。
(Hyper-Vの監視ならば、Windowsサーバの監視と変わらない) - ・ 全体のリソースなどは管理OSを通じて監視を行い、ゲストOSは個々に監視を行う。
- ・VMware ESX/ESXiならば、管理APIから固有パフォーマンス情報を取得し監視を行います。
-
WebシステムにおけるAPMを簡単に実現
SiteScope のモニタ機能のひとつである URL シーケンスモニタはユーザ視点でWebサイトの監視を行うモニターです。
例えば、ショッピングサイトにアクセス、必要なものをショッピングカートに入れた後、フォームに購入者情報、クレジットカード情報等を入力し、サイト から離れるといった一連のシナリオが正常に稼動しているかどうかシミュレートします。
定期的にリアルタイム監視を行うことで、ユーザから障害に対するクレームを受ける前に障害を発見し、不具合を修正することができます。
システム要件
| オペレーティング システム | [64bit環境] |
Windows Server 2012(Standard Edition、Datacenter Edition) Windows Server 2012 R2(Standard Edition、Datacenter Edition) Windows Server 2016(Standard Edition、Datacenter Edition)(デュアルコア以上) Windows Server 2019(デュアルコア以上) Windows Server 2022(Standard Edition、Datacenter Edition)(デュアルコア以上) Windows Server 2025 (Standard Edition) Red Hat ES/AS Linux、Red Hat Enterprise Linux 5.5-5.8、6.0-6.8、7.0-7.9、8.x、9.1-9.6、10 SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 SP3、12 SP4、15 SP5 Oracle Enterprise Linux 6.0-6.9、7.x、8.x CentOS 6.2 、7.0-7.9、8.x openSUSE 42.2、42.3 ※Webスクリプトモニタをサポートしていません。 |
|
|---|---|---|---|
| [仮想環境] |
VMware、Hyper V 、Amazon Web Services(AWS)、Azure 上の上記インストール対象OSがSiteScope のインストール対象としてサポートされます。
※ AWS、Azureの場合、SiteScopeのライセンスをインストールするには、固定のパブリックIPアドレスが必要になります。 |
||
| CPU | 2000MHz以上、6コア 以上 | ||
| メモリ | 12GB以上(SiteScopeヒープ 6GB 以上) | ||
| ディスクスペース | 150GB 以上の空き容量 | ||
| GUI |
LocalClientツール(SiteScopeUI表示ツール) Microsoft Windows Windows Server 2025,2022, 2019, 2016, 2012 (Standard and Datacenter Editions) Windows 11, 10 , 7 macOS macOS Catalina 10.15.7 |
||
(メーカードキュメントページでは、左上の「Version」より、確認したいバージョンを選択できます。ただし、弊社サポート未リリースのバージョンも含みます。)
導入パターン
導入パターン1:インスタンスベースでの監視
SiteScopeは、インスタンスベースでの監視が可能です。
(バージョン11.30以降対象)
■OS Instanceライセンス
ホスト単位のライセンスになります。
1つの監視対象に1OS Instanceライセンスが必要となり、URL系モニタ、Webスクリプトモニタ、SNMPトラップモニタ以外は無制限でモニタ設定できます。
※SNMPトラップモニタは10モニタごとに1 OS Instanceライセンスを消費します。
※ VMware データストアモニタは監視対象データストアごとに 1 OS Instance ライセンスを消費します。
※ Vertica JDBC モニタは監視対象 Vertica サーバ、監視対象ノードごとに 1 OS Instance ライセンスを消費します。
※ Solaris Zone モニタは監視対象サーバ、監視対象ゾーンごとに 1 OS Instance ライセンスを消費します。
■URLライセンス
URL系モニタは、URLごとに1URLライセンスになります。
URLライセンスは以下のモニタに必要です。
・URL
・URLコンテンツ
・URLリスト
・URLシーケンス
・Webサービス
・リンクチェック
・XMLメトリックス