プレスリリース

アズジェント、マイナンバーセキュリティ対策として
地方公共団体等向け監視サービスを提供

2015年8月26日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号4288)

セキュリティ及び運用管理ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(所在地:東京都中央区、代表取締役社長:杉本隆洋、JASDAQ:4288、以下、アズジェント)は、地方公共団体のマイナンバー制度における安全運用を目的に、トレンドマイクロ株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 兼 CEO:エバ・チェン 東証一部:4704、以下、トレンドマイクロ)の提供する「Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス」の監視サービス「セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス」(以下、MSS for マイナンバー)の提供を8月26日より、開始いたします。

【背景】

特定の企業や組織を狙うマルウェアを用いた標的型攻撃が増加傾向にあります。社会インフラであるマイナンバー制度の導入を控え、省庁、地方公共団体等へのサイバー攻撃が懸念されています。

マイナンバー制度の運用にあたり、所轄官庁より、中間サーバ接続時のセキュリティ対策として、「サンドボックス装置の導入」が、共有環境(庁内LAN接続あり)の場合は「重要」と定義されています。また、専用環境や共有環境(庁内LAN接続なし)の場合においても、「推奨」として定義されています。

中間サーバへの被害拡大リスク


サンドボックスは、ネットワーク上の不審な通信を検知し、見つかった不審なファイルを保護された領域(サンドボックス)内で実際に動作させることで、何が起こるかを分析します。実際にウイルスやマルウェアを動作させて挙動を解析するため、未知のマルウェアなどの発見に役立ち、マルウェアなどを用いた標的型攻撃のリスクを低減することができます。

【Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス】

トレンドマイクロが提供する「Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス」は、マイナンバー制度に対応する製品として、サンドボックスやふるまい検知機能等を実装し、地方公共団体等を中心に展開するアプライアンス型製品です。ネットワーク上の不審な通信を検知し、振る舞い検知で見つかった不審ファイルをサンドボックスで解析します。

日本語を含むマルチランゲージOS※1に対応したサンドボックスを搭載しており、「日本」を標的としてくる攻撃だからこそ狙われやすい、日本語アプリケーションである一太郎などもサポートしています※2。ファイル実行の結果発生する通信のふるまいや、ドロップするファイルの分析を行うエンジンを複数搭載しており、パターンファイルによる対策に依存せず、高い分析能力を備えたサンドボックスによって脅威検出を行います。
製品詳細: www.go-tm.jp/mysb

【セキュリティ・プラス マネージドセキュリティサービス for Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス】

アズジェントの提供する「セキュリティ・プラス※3 マネージドセキュリティサービス」は、アズジェント監視センターのアナリストが、エンドユーザのセキュリティ機器を24時間365日運用監視し、セキュリティインシデントが発見された場合には、相関分析等を実施、エンドユーザにイベントの内容と必要なセキュリティ対策を提案するサービスです。ヒアリングシートをもとにパフォーマンス及びセキュリティの観点からエンドユーザの環境を考慮したセキュリティ設定を監視デバイスに適用します。さらにエンドユーザのセキュリティ状況を定期的に診断し、推奨するセキュリティ対策を盛り込んだ診断レポートを提供します。

今回、新たにトレンドマイクロの「Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス」を監視対象とした「MSS for マイナンバー」の提供を開始します。これにより、地方公共団体等の組織は、「Trend Micro マイナンバー向けサンドボックス」の能力を最大限に享受するとともに、アズジェントの持つ「セキュリティ専門家の眼」を手に入れることが可能となります。

トレンドマイクロの上席執行役員 大場章弘氏は、今回のリリースに際し、
「MSS for マイナンバーが提供する、各自治体の環境にあったセキュリティ設定や、専門家による運用管理は、お客様におけるより迅速な脅威の発見および対処を実現します。 多くの自治体でTrend Micro マイナンバー向けサンドボックスと本サービスをご活用いただくことにより、マイナンバー制度運用時のセキュリティ強化が実現されることを期待しております。」
とコメントしています。

尚、MSS for マイナンバーの価格は月額15万円(税抜)です。

※1 Microsoft Windows Server 2003, Microsoft Windows Server 2008, Microsoft Windows 8, Microsoft Windows 8.1 に正式対応。

※2 すべての日本語アプリケーションを保証するものではありません。

※3 セキュリティ・プラスとは
アズジェントの長年にわたるセキュリティノウハウを集約した最高水準のセキュリティをリーズナブルな価格で提供するサービス群の総称です。
①マネージドセキュリティサービス、②セキュリティ診断、③フォレンジックをはじめとするセキュリティ調査・対策、④ISMSやセキュリティの監査、更にすべてのセキュリティ侵害に共通する⑤ソーシャルエンジニアリング対策など、企業が最高水準のセキュリティを維持するために必要なサービスを全方位的に提供します。



※ 本リリースの内容は、2015年8月26日現在の情報をもとに作成されたものです。今後、価格の変更、仕様の変更、バージョンアップ等により、内容の全部もしくは一部に変更が生じる可能性があります。

※ Trend Micro マイナンバー向けサンドボックスはトレンドマイクロ株式会社の登録商標です。セキュリティ・プラスは株式会社アズジェントの登録商標です。その他文中に記載の会社名、商品名は各社の商標または登録商標です。