プレスリリース

Solace Message Routerの販売を加速
~実証稼動から大規模システムの納入へ~

2011年2月2日
株式会社アズジェント
(JASDAQ・コード番号 4288)

セキュリティ・ソリューションを中核とし、仮想化、運用管理、高速化ソリューションの提供を主業務とする株式会社アズジェント(代表取締役社長:杉本隆洋 所在地:東京都中央区日本橋 以下アズジェント)は、メッセージング分野で急速な成長を遂げているSolace Systems(ソーラス・システムズ)社(President & C.E.O:Craig Betts 所在地:カナダ )と共同で日本におけるSolace Message Routerの販売を加速させることに合意いたしました。

現在、証券ディーリングやFXトレーディング、相場報道などのシステムは、数十台~数百台規模のサーバにミドルウェアをインストールし、複数のサブシステムや他のシステムとの連携により、瞬時に的確な情報処理を行う高度で複雑なシステムが構成されています。 一方、システム部門は、競争環境を勝ち抜くためにコスト削減を行いながら、より多くのデータを正確に処理するという、相反する要求に応えることが求められています。このような背景の中、アズジェントはメッセージング・ソリューションの高速化及び運用管理の世界的リーダーであるSolace Systems社のSolace Message Routerのディストリビューション契約を昨年7月に締結しました。

Solace Message Routerは、世界中数多くの世界有数のグローバル金融機関のメッセージング基盤や次世代FXトレーディングシステム、取引所やリクイディティプロバイダーのオーダーマッチングシステム、情報配信ベンダーや政府機関など、多岐に渡る領域において顧客のミッションクリティカルなシステムを支えるプラットフォームとして採用されています。日本においても既に多くの顧客にてプロダクション環境への展開が始まっています。

また、複数の実証稼動(Proof of Concept)が、日本のエンドユーザで行われており、アズジェントとSolace Systems社は共同でSolace Message Routerの販売を加速させ、2011年から2012年初めにかけていくつかの大規模システムへの納入を行う予定です。

Solace Systems社のアジア・パシフィック地域担当バイスプレジデントのKent Nash氏は次のように述べています。「Solace製品は大手のグローバルバンクや取引所、また高速かつ高頻度でクオリティの高いサービスを提供する金融サービス企業に選ばれてきました。 北米や欧州で生まれたその風潮は既に日本をはじめとしたアジア・パシフィック地域においてもメッセージングミドルウェア市場への要求となって急激な変化をもたらしています。そうした市場からの高まる要求に対してよりよい製品とサービスを提供するため、Solaceは当地域における販売・サポート体制の強化を進めています。 今回のアズジェント社とのディストリビューター契約締結により、日本国内での販売・サポート体制をよりハイレベルで堅牢なものとすることで、日本におけるビジネスをさらに加速、拡大できるものと確信しています。」

また、実証稼動及び納入にあたり、製品販売窓口およびシステムの構築は日立電子サービス株式会社(代表取締役 社長執行役員 百瀬次生 本社:東京都港区三田 以下、日立電子サービス)を中心に体制を構築しています。日立電子サービスのサービス事業本部 マルチベンダ・アライアンス部 部長の石塚眞二氏は「当社は既に国内金融市場においてSolace Message Routerの導入実績を有しています。今後さらにSolace Systems、アズジェントとの連携を強化し、金融市場のみならず、あらゆる市場に対して本製品の展開を推進します。」と述べています。

【Solace Message Routerについて】

■開発元
Solace Systems, Inc. (ソーラス・システムズ)
■販売目標
10億円(初年度)
■価格(税別)
17,910,000円~
■Solace Message Routerの主な特長
「高性能と高信頼性」
  • Solace独自のハードウェアベースのメッセージングアーキテクチャにより、従来のソフトウェアベースのミドルウェアが稼動するサーバ数十台分に匹敵する高スループット、ハイパフォーマンスを提供
  • 様々なメッセージング要件に統合型アーキテクチャで対応する「ユニファイドメッセージングプラットフォーム」
    • ・ピーク負荷時に安定的なスループットと予測可能な低遅延性を提供
    • ・大規模な配信にも対応するPub/Subスタイルの配信型メッセージング
    • ・二重障害にも対応するハイアベイラビリティ機能群を備えたMQスタイルの到達性保障型メッセージング
    • ・WANやインターネット回線の限られた帯域のオプティマイゼーション
「コスト削減と管理性向上」
  • メッセージングミドルウェアが稼動する従来のサーバ数十台分のパフォーマンスを1台で提供することにより、運用管理コストを大幅に削減
  • サーバ集約化による管理の一元化=運用管理性の向上と管理コストの削減
  • メッセージングミドルウェアの共有インフラ化と標準JMSv1.1準拠による統合型プラットフォームの提供
「その他」
  • 仮想化、フィルタリング、ハイアベイラビリティなどの豊富な機能を搭載

[ご参考] Solace Systems社ウェブサイト
日本語製品概要・ユーザ事例 :http://www.solacesystems.com/japanese/